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カウンセリングとはアドバイスか? counseling = advice?

アドバイスで解決する問題と解決しない問題

問題に焦点をあてるのが、わたしたちが慣れている問題の解決方法です。しかしながら、悩んでいる人に対して解決法やアドバイスをしても効果がないことがよくあります。

問題に焦点をあてる 風邪⇒風邪薬 法律問題⇒法律知識 機械の故障⇒知識、技術

風邪という問題には風邪薬。法律の問題には法律知識。ある機械の故障にはある機械の知識、技術、という風なやり方で、わたしたちは問題を解決することに慣れています。

しかし悩んでいる人の相談を受けたとき、解決策やアドバイスをしても効果がないことがほとんどです。前向きになれない人に「前向きになるためのAという方法がありますよ」とアドバイスしても全く効果がないのです。そうしたことは悩み苦しんできた人は頭でわかっているんですね。頭でわかっていても、前向きになれないから悩んでいるのですね。良い方法だと思っても、悩み疲れていて、実行する気力もない、ということもあります。ではどうすればいいのでしょうか?カウンセリングでは、問題に焦点をあてるのではなく、独自な存在である「苦しくて悩んでいるあなた」に焦点をあてていきます。

相談者に焦点をあてる 心の悩み、心の症状⇒独自な存在である相談者に焦点をあてる

解決策を押し付けても解決しない

カウンセラーの専門性は心の悩みにアドバイスを早急にすることではありません。法律のことを法律の専門家に聞く、風邪をひいてお医者さんに見てもらうというの私たちが一番慣れている専門家の活用方法でこれらは問題解決に焦点があてられます。一方カウンセリングでは心の悩みを抱えたクライエントに焦点をあてます。人の心に決まった方法で解決策Aを押し付けるようなやり方では悩みを解消することはできないからです。

現代ではなんでもスピーディーにAには対処法Aを!といった近代科学の原理に基づいたハウツーがたくさんあります。そういったマニュアルは機械やシステムには有用でも、人の心には通用しないことが多いでしょう。人の心は機械ではないからです。カウンセラーはアドバイスが人の心に対しては効果がない場合について知っているのです。

悩みの奥を聞いていくことで、その人独自の悩みの理由や意味が見えてくる

話をじっくり聴いていくことで悩みの根本や、その人が悩んでいる意味や理由が見えてきます。悩み疲れた人にはアドバイスはむしろ有害なものとなるでしょう。アドバイスするということは相手の考え方を否定することを含むからです。人と会話がうまくできなくて困っている人に、早急に、人と会話がうまくできる方法をアドバイスしても、それで悩みが解消することは少ないでしょう。会話ができないその人独自の理由や意味をカウンセラーも知ることによって、根本的な悩み解消に向けて、クライエントとカウンセラーで共同で作業することができます。(そして、少し元気になってきた頃には、アドバイスを実行する力も出てきます)

人は皆違う

こうして人が皆それぞれ違うことを尊重し、悩み解消法も一人一人違うことをカウンセラーは臨床心理学やカウンセリング心理学、経験から知っていて早急にアドバイスをしたりはしないのです。

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