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心理的ゲームを知り、人間関係改善に役立てる バカ者(stupid)とバーンが名づけた心理的ゲームの一つ、父と子の対話の例です。 子 「ぼくは、ばかなんだよ」 父 「おまえは、ばかじゃない」 子 「いや、ばかなんだ」 父 「そうではないぞ。夏休みのキャンプの時、素晴らしい働きぶりだったそうじゃないか。先生がお前のことをほめていたぞ」 子 「先生の考えていることが、お父さんにわかるもんか」 父 「いや先生からじきじきに聞いたんだ」 子 「先生はぼくのことをばかばかと言っているよ」 父 「それは先生が冗談にそう言っているんだ」 子 「とにかくぼくは、ばかなんだ。学校の成績をみればわかるじゃないか」 父 「いや、ばかじゃない。ただ努力が足りないだけなんだ」 子 「努力はしているんだよ。だけどだめなのさ。頭が悪いんだよ。種も悪いしね。遺伝的なものはしょうがないんだよ」 父 「いや頭はいいんだよ。努力不足なんだ」 子 「ちがうよ。ばかなんだよ、ぼくは」 父 「ばかじゃない」 子 「ばかなんだ」 父 「ばかじゃない。このばかやろう!」 (ゲーム分析 チーム医療)より引用 このようにお父さんは最終的に「ばかやろう」と言わされてしまいます。この場合子供は表面的な話とは別に隠れた意図としてお父さんに「ばかやろう」と言わせるというゲームをしていると言えます。「自分はばかだ」という考えの正しさを証明するために、お父さんに「ばかやろう」と言わせるわけです。この子供は「自分はばかだ」という考えの正しさの証明をすることで成績の悪いままでいることや努力をしないことを正当化しつづけることができます。 こういった心理的ゲームはいくつかのパターンがあり、私たちの周りにも知らずと演じられています。心理的ゲームについて知り、ゲームをやめることで嫌な気持ちになる人間関係の改善などに役立てることができます。次は私たちのまわりの心理的ゲームについてお話します。 2 私たちの周りの心理的ゲーム へ続く
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