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ゲシュタルトセラピー gestalt therapy

ゲシュタルトセラピーはパールズ(Perls, F.)によって創始されました。パールズは自らが経験している感情に気付き、それを言語にして表す能力を統合する能力といいました。よく統合されるために今ここでの気付きを重視します。

今ここでの自分の感情や欲求に気付くことによって、統合され、生き生きと人は生きていくことができます。例を挙げてお話をしますと、「仕事をしなければならないけれど、親が反対します」と言うのと「私は仕事をいますぐにしたいと思っています。そのために方法を考えたい」といったのでは大きな違いがあります。前者からは「仕事をしたくない」という想いにも伝わってきます。自分自身の今ここでの気付きを重視し、「親のせいで仕事ができないのか?」「仕事をしたくないのか?」「本当に自分は仕事をしたいと思っているのか?」などと本当の自分の今ここでの欲求に気付くことが大切なのです。

また、ゲシュタルトセラピーでは過去の出来事に現在の自分の性格やパーソナリティーに責任を負わせることを否定します。過去にとらわれずに、現在の今ここに生きることが重要視されます。

トラウマ?
トラウマという言葉が一般化され、多くの人が安易に自分自身のトラウマとして過去の出来事が現在の自分の状態に関係があると結びつける傾向があります。過去を理由にすることで現在今ここでの気付きや今ここでの生き方や感情が見えなくなっている場合があるように思います。過去のトラウマが今ここで自分自身に向き合うことを回避する理由付けになるのです。そんな場合には過去の出来事ではなく、今ここでの自分の感情はどんなものなのか?を再検討して気付くことが意味をもつことも多いかもしれません。

パールズの詩

わたしはわたしのことをする。
あなたはあなたのことをする。
わたしは何もあなたに気にいられるためにこの世に生きているわけではない。
あなたもわたしに気にいられるためにこの世に生きているわけはない。
あなたはあなた。わたしはわたし。
もし二人が分かり合えたらなら、それは素晴らしいことだ。
もし分かり合えなくてもそれはどうしようもないことなのだ。(普通のことなのだ)

自分自身の自己実現に今ここでの気付きという考え方は多くのものを私たちに気付かせてくれます。

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