カウンセリングルームSOUNDLESS VOICE      
メールカウンセリング 電話カウンセリング 手紙カウンセリング アドバイス ヘルプ
カウンセリングルームTOP >  カウンセリング情報 > 心理療法の理論 >



理論
  1. 来談者中心療法
  2. 精神分析療法
  3. ユングの心理学
  4. ゲシュタルトセラピー
  5. フォーカシング
  6. 論理療法
  7. 森田療法
  8. 内観療法
  9. 家族療法
  10. 行動療法

心のブックストア
cover
事例で学ぶ家族療法・短期療...
cover
家族臨床心理学

家族療法

家族療法は家族を一まとまりのシステムと考え、家族システムを治療の対象とします。例によって説明します。

不良行動で悩んでいる母親の訴え

少年Bが夜は遅くまで帰ってこない、学校の窓ガラスを割って問題をおこした。煙草をゲームセンターで吸い補導された。いくら注意しても直らない。母親はなんとかしたいがどうしたらよいか分からず、悩んでいます。ここで少年Bを呼んでもらい、カウンセリングする。あるいは母親だけカウンセリングするというのではなく、家族すべてをよびカウンセリングをします。

なぜ家族全員にカウンセリングが必要なのか?

少年が問題をおこすのは、家族のシステムに問題があると家族療法では考えます。少年Bだけが問題を抱えているのではなく、家族そのもののシステムに問題があるとみるのです。少年Bが分かりやすい非行を繰り返すのは実は無意識の両親に対するメッセージであったりします。共働きで両親はほとんど家にいない。また夫婦の仲も悪く、少年Bに注意を向けてあげていない。こういったことになると、少年Bの非行行動は彼の問題ではなく、家族のシステムの問題となるのです。彼の非行行動は両親の注意を引くために無意識に引きおこされ、少年Bのおかげで夫婦は会話を取り戻し、彼に注意を向けているということになるのです。つまり彼の行動は家族のシステムの中の一つの歯車として考えねばなりません。家族のシステムを改善することで問題を解消するのです。

カウンセラーは中立の立場で家族のシステムそのものの改善のために介入するのです。

家族療法のおすすめ本

スポンサードリンク


カウンセリング情報indexへ戻る

このページのトップへ

プロフィール ルール プライバシーポリシー リンクサイトマップヘルプお問い合わせ 
Copyright(C)soundless voice.All rights reserved.