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メールカウンセリングの誤解4


相談を受けたらアドバイスを返さなければならない?

◇メール相談とメールカウンセリングの違い


メールカウンセリングはクライエント(相談者)のメールに対して、カウンセラーが返答する形式がアドバイスをもらうものとの誤解が多いです。もしあなたがメールで相談をもちかけられたら、何か答えを、アドバイスを、返事しなくてはならないように感じることもあるかもしれません。そして実際にアドバイスをしたこともあるかもしれません。そういったアドバイスをする相談をメール相談としてメールカウンセリングとは分けているwebサイトも目にします。実際一問一答形式のメール相談を受けたら何かアドバイスをしなければならない気持ちになる。というよりはアドバイスを返すことを求められているといってよいかもしれませんね。

◇相談をもちかけられたら「何かアドバイスをしなくては・・・」

普段相談を持ちかけられた時など、「何かアドバイスをしなくては・・・」と感じたことのある方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。悩みを打ち明けられ、「苦しい」と聴く。親身になって相談にのっているとこちらも苦しい気持ちになります。なんとか苦しいのを抜け出そうと、問題解決しようと焦ります。何かいいアドバイスはないかと考えそれを即時に伝えることも少なくありません。相談を受けた人までもが苦しくなってしまうことは危険なことでもあります。無意識にアドバイスすることで相談を終わらせようとするのです。「○○の悩みは○○するといいよ」とアドバイスすることでその相談はそこで終了するのです。

メールカウンセリングではカウンセラーは苦しい気持ちをそのまま受け止め、あたかもその人自身であるかのように感じ入ろうとします。(共感的理解)メールカウンセリングではそれをメールで伝え返します。カウンセラーはアドバイスすることで話を終わらせることのないように訓練し、日ごろから勉強の場を持っているのです。話を途中で終わらせることなく、さらに深いところまで聴いていくのです。

共感的理解
クライエントの世界をあたかもカウンセラーの世界として体験して、その「あたかも」という性質を失わないこと。
カール・ロジャーズ(Rogers,C.R.1902〜1987.アメリカ)心理療法家、来談者中心療法で有名。共感的理解は同情や同感とは区別される。

ご注意
ここでいうアドバイスは個人の心の悩み、そのものに命令したり、説教、指示することを指します。人の心の悩みに客観的に「こう考えを変えたほうがいい」「小さいこと気にしすぎている」といった場合でも客観的にみることができないから悩んでいるということですね。このようなアドバイスで解決できることもあります。そのような時にはカウンセリングでなくとも解決できる場合といえるでしょう。

自分の症状がどのような専門機関で相談をするべきか、どのような相談方法があるか、など専門家に情報提供をうける意味でのアドバイスは非常に有効で大切です。

また、カウンセリングでは「このような方法がありますよ」と提案することがありますが、あくまでクライエント(相談者)自身が最終的に決めます。専門家の立場にたって一方通行的な情報伝達することがカウンセリングの全てではありません。医療では診断を受け、薬を飲むように言われたら、そのとおりに実行することが大切です。カウンセリングは双方向なコミュニケーションによる、相互理解をはかることによって、自己理解・他者理解・対人関係理解を深め、悩み解消に役立てることが大きな目的なのです。



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